日本発の本物の学者を増産せよ。

東大生はアタマがいい。これ大間違い。ただ「知識の量が多い」にすぎない。しかも殆んど全部が「生煮え 半煮え」の知識だ。単に「オベンキョウ」を沢山した 覚えたにすぎず その先の「学問」へ進んでいない。「新 NEW]がない。だからどうしても世界水準越えがむずかしい。
 東大卒の内科教授が 「なんだそれは関西の論文じゃないか」なんて シャーシャーとぬかしやがったのを思い出す。こいつは横文字で書かれてたら何でも信じ込む。とくにアメリカ製にはヘイコラヘイコラなのだ。日本では 東大だけがエライのである。そう信じて疑わない。本物の田舎者なのだ。世界は広い 度し難きこと この上無し。
 日本の医学論文の98%は外国の論文からの引用文で占められ 2%自分の意見?で一丁あがり。外国の研究論文の紹介屋 その程度のものばかり目立つ。「これでいいのだ」って調子。
 ひどいのになると 当節は少し疎遠になったドイツ語の論文を邦訳して 俺のオリジナルだって顔してるヤカラが文科系にもいる。盗作である。
 不幸なことに 日本製の本物の優れた論文があっても 世界への「発表能力不足」が致命的になっている。
 「本物の学者」が育ちにくく 認められにくい所以である。