ひょっこりポックリ死  あな嬉し喜ばし。

40年弱前 公立病院から入院治療の要請。
病気なんてした事もなかった 典型的な百姓の爺様。75歳。元気がなくなり電信柱が横になった状態 一見「生きてるミイラ」のような姿。今なら 老人病院でいくらでも見かける ただベッドに寝転がってる あれだ。
急ぎ調べたが 特に疾患らしきものはない。いわゆる「老衰」。ただ寝てるだけで 迷惑この上ない。考えた。「よっシャ カラ元気でもムリヤリ出させりゃいい。老いぼれてるんだから 若返らせればいい。うまくいけば丸儲け」。
 まるで非科学的だが 「甲状腺末」を投与。
あら不思議 見る見るうちに元気になり 食べるは歩くは・・・。
ナースも家族もみんなビックリ仰天。三週間で徒歩退院。二年弱シャキシャキしてポックリ死。むろんあらかじめ家族も承知の上のこと。葬儀後 ものすごく丁重なお礼を言われた。
 このやり方は 大腿骨骨折などで突如ねたきり状態を強いられ ボケていく・・・これを防止するのにとても役立つ。ただしポックリ死はある。
 実は これのもひとつ大きな効用は「ポックリ死」薬開発へのヒントになっている。「ポックリ寺」へのお参りは多少減るが・・・。