今の医者は「検査無しで」どこまで診断できるか?

 2010年版のCMDTはむろん海外で買う。「今日の治療指針」2010年は 近日中に購入予定。
 Current Medical Diagnosis&Treatment(CMDT)は 1962年以来読んでるが(無論?全部じゃない)内容の変化・変遷には今更ながら驚く。
 でも本当に面白いのは 患者が訴える内容は全く変わらない。無論当たり前なんだが・・・例えば胃潰瘍の訴え 急性膵炎の症状は昔と全く変わらない。だから 患者の話を詳しく聞き(問診)視診 触診だけで病名を当てるのは 経験豊かな昔の名医の方が上手である。今は患者の話なんかそこそこで すぐ血液・ 尿 ・レントゲン検査 CT MRI・・・に飛びつく。これじゃ検査設備 検査技師が居ないと・・・どうなるんだろう?答えは自明。劣悪な医者ともなると 自分の受け持ち患者が今何に苦しんでるのか・・・例えば腹痛か 頭痛か 息苦しいのか 手足がしびれてるのか・・・何も把握してないアホがいる。つまり 患者をきちんと診てない。コンピューターのモニターに出る数字ばかり見てる。首振り医者と言われる所以である。勿論 医者と患者間の意思疎通は難しくなる。優しさや笑いの少ない診療・診察となる。
 大災害時の 救急医療は悲惨なことになる。これ間違いない。
 飛行機の中で聴診器と血圧計しかない・・・このときどこまで若手の医者が急患に対応出来るか?ぜひ見てみたい。
 でもちょっと付言しとくと 検査・検査また検査と続けないと医療機関におカネが入らない。病院経営が成り立たない。健康保険制度があまりにも不合理過ぎる これ絶対間違いない。