地獄編〜 19   なんてったって恐ろしい! 「生きてる人間」

 地獄に「生きてる人間」程怖い物は無い。実は 子供は格別恐ろしい。
よく言う。
 「子供は皆 無限の可能性を秘めた存在だ・・・」。故に自由に 奔放にその個性を伸ばすべく教育すべし。
 はたしてそうか?!
 第一に 地獄に「無限」は在り得ない。永遠には無い。太陽でさえ有限だ。第二に「可能性」とはどんなものなのか?可能性と言っても 在り過ぎて何が何だかわからない。
 更には 「存在」すること それ自体が「迷惑」この上ない。
人は言う。
 「私は人様に御迷惑なんざかけてはおりませぬ・・・」なんて。これがとてつもなくたちが悪い。
 何故?って 相対で話してる。私が吸おうとした空気を先に吸われ 私が使い捨てた排気を相手が吸う。
無意識のうちに互いに迷惑の限りを尽くしてる。つまり 人はそこに存在してる そのこと事態が迷惑そのものなのだ。
平たく言えば 生きてない 死んでてくれたらいい。
 更に加えて 
 人間の本性は 「嫉妬」を「核」とした「邪悪」である。人間の言動を動機づける引き金は嫉妬(envy and jealousy)である。性悪evilであって性善goodではない。
「生きてる人間」は・・・
 騙す 奪う 盗む 殺す 子殺し 親殺し 脅す 戦争 拷問 水責め 火あぶり刑 石打刑 自分の子供を調理してオヤブンに食わせた 若き女性外陰部の干物を朝貢・・・これでもかこれでもかと悪逆非道・残虐の限りを尽くす。
徒党を組んでまでやる。こんなこと生きてる人間以外に誰がやる?何がやる?
 恐いと言えば 「お化け」「幽霊」・・・だがしかし お化けに刺された 幽霊に殺されたなんて 聞いたことも見たことも無い。生きてる人間程怖いものは無い。
 更に不思議・・・
 驚くことに 死んでなおかつ 極楽に生きたい・・・なんて言う。何たる強欲さ・・・。
 「地獄」発は 全て特別急行・「極楽」行きに決まってる。一体 何処の極楽へ??? ・・・度し難し!!。