地獄編〜60  この男奇人・「人の世は偽善者の為にある」「権謀術数世界」(37)

「ひとは実際に体験しないと本当のことは解らない」・・・人の苦痛・痛みなんて全く解らない。否 人の痛みなんて考えたことすらない。むしろ人が痛み苦しむ事に快感さえ覚える。自分が儲かりさえすればよい。自分の利益になりさえすればよい。「人の世は偽善者のためにある」。偽善の塊ならば生き易い。偽善者でないと生き難い。平気で嘘をつく。いつも人をだます。陥れる。その為にはあらゆる陰謀を企む。他人なんてどうでもいい。自分さえ良ければよい。自分のことしか考えない。否 自分のことしか考える事が出来ない。嫉妬に狂い常に自己中心に考える。利己的に徹する。他人の不幸に欣喜雀躍する。他人にとって不都合なことばかり仕出かす。いつも自分にとって有利な事しかやらない。
 この傾向は白人の社会 特にアメリカで顕著。今も人種差別主義者が堂々のさばる。典型例がルーズベルトトルーマン。今なおその伝統が脈々と続いてる。自分にとって有利なように勝手気ままのやりたい放題。権謀術数社会・世界。
 人は皆てんでんばらばら。連帯感が無い。無規範。アノミーanomie状態。
 人の世が益々残酷「地獄」に成りつつある。善良な人々はいつも騙される。生きにくい。
とんでもない時代になってしまった。もはや矯正不可能の時代と相成った。